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COLUMN

眼精疲労に良い食べ物とは?疲れ目を緩和する栄養素について

「最近、仕事でパソコンを使っている時に疲れを感じる」

「スマートフォンを使っていると、目がショボショボする」

このように感じている方はいませんか?

そこで本記事では、疲れ目と眼精疲労について解説します。

眼精疲労に良い食べ物や、疲れ目を緩和する栄養素も併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

疲れ目と眼精疲労の違い

疲れ目と眼精疲労の違い

疲れ目は、長時間パソコンやスマートフォンの使用・読書などで生じる一時的な状態です。

まばたきの回数が少なくなると目が乾燥し、目を酷使するとピント調節機能が低下します。

しかし、疲れ目は睡眠や休息を取ることで改善するのが特徴です。

一方、眼精疲労は睡眠や休息を取っても、目の疲れやかすみ、痛みなどの目の症状が改善しない状態を指します。

さらに、眼精疲労になると「首や肩のコリ」や「イライラ感」など目以外の症状が出るのが特徴です。

疲れ目と眼精疲労の症状は重なる部分が多く、明確に区別するのは難しいかもしれません。

ただし、どちらの場合も、適度な休憩や目の体操、十分な睡眠、効果的な栄養素の摂取が改善に役立ちます。

眼精疲労の原因

眼精疲労の原因

眼精疲労の主な原因は、以下の5つです。

  • パソコンやスマートフォンの長時間使用
  • エアコンの風
  • 度数の合わないメガネやコンタクトの使用
  • 精神的なストレス
  • 病気

パソコンやスマートフォンの長時間使用

パソコンやスマートフォンの長時間使用は、眼精疲労の原因になります。

無意識のうちに、画面と目の距離が近い状態が続くと、ピント調節している毛様体筋が緊張し、目の疲労に繋がるのです。

また、画面を見ている間にまばたきの回数が減少することで、目の乾燥を引き起こします。

対策としては、20分使用するごとに休憩をしたり、ブルーライトカットメガネを使用したりするのが、おすすめです。

エアコンの風

エアコンの風を浴びていると、ドライアイの原因となります。

ドライアイの状態でいると、目の不快感や炎症を引き起こすかもしれません。

そのため、加湿器の使用や定期的な室内の換気、目薬を使用するなど対策するのがおすすめです。

度数の合わないメガネやコンタクトの使用

度数の合わないメガネやコンタクトを使用していると、眼精疲労に繋がります。

なぜなら、度数が合っていない状態だと、ピントを合わせようと過剰に調整するからです。

定期的に視力検査して、度数の合っているものを使用しましょう。

精神的なストレス

精神的ストレスも、眼精疲労を引き起こす原因となります。

ストレスは自律神経系に影響を与え、涙の分泌量やまばたきの回数を減らすのです。

その結果、ドライアイの症状を悪化させる可能性があります。

十分な睡眠やリラックスする時間を確保して、ストレスによる眼精疲労を予防しましょう。

病気

緑内障や白内障、斜視、眼瞼下垂などの目の病気が眼精疲労の原因になることもあります。

他にも、糖尿病は網膜の血管に影響を与え、視力の変化や目の疲れを引き起こすことがあるのです。

そのため、目の不調が続いている場合は、我慢せずに眼科医へ相談すると良いでしょう。

眼精疲労に良い食べ物・栄養素

眼精疲労に良い食べ物・栄養素

続いて、眼精疲労に良い食べ物・栄養素を紹介します。

今回紹介する栄養素は、以下の通りです。

  • アントシアニン
  • βカロテン
  • ビタミンA
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ルテイン

アントシアニン

アントシアニンは、網膜の血流を改善し目の疲れを軽減する効果があるとされています。

また、抗酸化作用により目の細胞を酸化ストレスから保護し、ブルーライトによる目の疲れを改善する効果が期待できます。

アントシアニンを含む食べ物は、以下の通りです。

  • ブルーベリー
  • ナス
  • 黒豆
  • カシス

アントシアニンは、紫や青色の果物や野菜に含まれる色素成分となっています。

βカロテン

βカロテンは、視力低下を防ぎ、粘膜を健康に保つのに効果的です。

この栄養素は、体内でビタミンAに変換されるのが特徴となっています。

βカロテンを含む食べ物は、以下の通りです。

  • ニンジン
  • 小松菜
  • かぼちゃ
  • モロヘイヤ

βカロテンは油と一緒に取ると吸収率が上がるため、炒め物などにおすすめです。

ビタミンA

ビタミンAは、網膜の視細胞に含まれるロドプシンの主成分であり、光を感知する能力に関わります。

そのため、ビタミンAを摂取すると、暗い場所でも見えやすくなるのが特徴です。

ビタミンAを含む食材は、以下の通りです。

  • ニンジン
  • うなぎ
  • ほうれん草

ビタミンAもβカロテン同様、油と一緒に摂取すると効率的に栄養を吸収できます。

ビタミンB群

ビタミンB1、B2、B6、B12といったビタミンB群は、身体のエネルギー代謝を促します。

そのため、炎症を抑えたり、視力を維持したりと目の疲労回復を助けてくれます。

ビタミンB群を含む食べ物は、以下の通りです。

  • 玄米、大豆、豚肉(B1)
  • 乳製品、レバー、うなぎ(B2)
  • 赤身の魚、ナッツ(B6)
  • 貝類、レバー、青魚、わかめ(B12)

ビタミンB群は、水に溶けやすく熱に弱いため、調理工程を少なくして食べるのがおすすめです。

ビタミンC

ビタミンCは、強力な抗酸化作用を持つ栄養素です。

水晶体や角膜の健康維持に重要な役割を果たし、白内障の予防にも効果があるとされています。

ビタミンCを含む食べ物は、以下の通りです。

  • ブロッコリー
  • 赤パプリカ
  • キウイ

ビタミンCは、柑橘類や緑黄色野菜に多く含まれています。

ビタミンE

ビタミンEは、「若返りのビタミン」とも呼ばれる栄養素です。

強力な抗酸化作用を持ち、加齢による目の疾患の予防に効果があると考えられています。

ビタミンEを含む食べ物は、以下の通りです。

  • ナッツ
  • 豆乳
  • 植物油

ビタミンEは、ビタミンAやCと一緒に摂取すると効果が高まります。

タウリン

タウリンはアミノ酸の一種で、網膜を守り、目の疲労回復効果が期待できます。

疲労の元となる老廃物を排除し、網膜のダメージを軽減します。

タウリンを含む食べ物は、以下の通りです。

  • イカ
  • タコ
  • 貝類

加齢とともに体内での合成量が減少するため、食事からの摂取が重要になります。

まとめ

眼精疲労に良い食べ物とは?疲れ目を緩和する栄養素について

今回は、眼精疲労に良い食べ物や、疲れ目を緩和する栄養素を詳しく解説しました。

目は私たちにとって、大変重要な器官の一つです。

目の疲れをできるだけ早く改善できるよう、効果的な栄養素を日々取り入れていきましょう。

2024.11.2

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