パソコンやスマホを見る時間が増え、目の疲れを感じた時にアイマスクを使用する方は多いのではないでしょうか。
最近では様々なタイプが販売されており、用途に応じて使い分けることもできるため、便利なアイテムと言えるでしょう。
アイマスクは光を遮断して目を休ませることができるので、休憩したい時や睡眠時に使用する方も多いです。
眼精疲労を感じた時には、アイマスクでも温かいホットアイマスクがおすすめ。
目元を温めると眼精疲労だけでなく、リラックス効果や睡眠の質が上がるなどの相乗効果も期待できるでしょう。
この記事では、眼精疲労を和らげるために効果的なアイマスクの種類や選び方、効果についてご紹介します。
眼精疲労に悩んでいてアイマスクの購入を検討している方や、自分に合ったアイマスクを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
起きている間は長時間外部からの光に晒されているため、思ったよりも目は酷使されています。
さらにスマホやパソコンのブルーライト、移動中や運転中も安全のため常に周りを見ているため、目は思った以上に疲れています。
そんな時に役立つのがアイマスクです。
リラックスしている状態でアイマスクを付けると光が遮断されるので、ちょっとした休憩時間でもしっかり休息でき、目を休ませることができます。
また、ホットアイマスクは目元周辺を温めて血流をよくする働きもあるため、視界がすっきりして疲労感が軽減されるでしょう。
眼精疲労の主な原因は目を酷使していることです。
最近ではスマホやパソコンを長時間見ていることも増え、空調の効いた部屋では目が乾燥して眼精疲労を助長してしまうこともあります。
眼精疲労のおもな症状は、
上記のような症状が出たら目を休ませることが大事です。
その際にホットアイマスクを使用することで、目元を温めて血流をよくするので、短時間で目を休ませることがでます。
目元を温めるためにホットタオルを使用する方もいますが、頻繁に使用する場合には作るのも面倒でしょう。
すぐに使用できる便利なホットアイマスクも多種販売されているので、ホットアイマスクのタイプや特徴をご紹介します。
数種類あるホットアイマスクの中でも一番手軽に使えるのが使い捨てタイプです。
ホッカイロの様にテープを剥がすとすぐに約40℃程度に温かくなり、一つ一つ個包されているため、移動中や旅行先でも持って行けるので便利です。
香り付きのタイプもあるので、好きな香りや気分に合わせて使えてリラックス効果も得られ、温かさは約20分続きます。
また、テープを剥がすと温かくなると同時に蒸気が出るタイプは、目元の乾燥が気になる時に使えます。
使い捨てなので繰り返し使えるタイプに比べるとコスパは悪くなりますが、毎回新しいものが使えるので衛生面では安心して使えるでしょう。
毎度温めるのが面倒な方や、眼精疲労を感じた時にすぐに使いたい方はぜひ試してみてください。
何度も繰り返して使えるタイプは、電子レンジや電熱を使ってすぐに温めることができるので、自宅で使う機会の多い方や睡眠時に使いたい方におすすめです。
使用頻度が高い方は長い目でみると経済的なので、コスパが良くなることもあります。
目元に使うアイテムなので、メイクをしている時や就寝時にスキンケアをした後に使用する場合は、アイマスクに付かないようにカバーを付けたり、一枚布を挟むなどして直接触れないように気を付けてください。
ではアイマスクの電子レンジ式と電熱式の特徴を見てみましょう。
電子レンジ式は、アイマスクの中に小豆やセラミックが入っていて、電子レンジで数十秒温めるだけですぐに使えるタイプです。
重みがあるので目元にフィットし、冷めてもそのままアイピローとして使えるのもポイントです。
使用するためには電子レンジのあるところでしか使うことができませんが、家でリラックスしたいときや寝る前など毎日使用したい方には使いやすいでしょう。
約250回使えるのでコスパが良いと言えます。
温める時には熱し過ぎないように気をつけ、温度を十分に確認してから目に乗せるようにしましょう。
電熱式はACアダプターやUSBで充電し、コードレスで使えるタイプです。
アイマスク内にヒーターが内臓されており、温度調整やタイマー付きなど機能も様々です。
ゴムで耳にかけたり頭に固定して付けられるタイプが多いので、椅子に座りながらでも使用できます。
タイマーでオフにしたりできるので、つけっぱなしでも消し忘れることもなく、安心して使えるでしょう。
そのため、寝る前に使用したい方にはタイマー付きが向いています。
ご紹介したアイマスクの中では一番値段が高く、充電しないと使えないというデメリットな部分もありますが、一度購入すれば長い期間使用することができます。
アイマスクは使用する場所や頻度、得たい効果によって選ぶタイプは変わります。
頭や耳に固定して使用したい方には電熱タイプが使いやすいでしょう。
寝ている間も外れにくいので、横になって休憩をする時や睡眠時に使いたい方におすすめです。
電子レンジ式は重みがあってアイピローとしても使えるため、目元が適度に圧迫されてリラックス効果も得られるでしょう。
それぞれのアイマスクの特徴を知り、自分に合ったタイプを探してみてください。
アイマスクは眼精疲労を軽減するだけではありません。
上手に活用することでほかにも気なる症状の改善にも役立ちます。
アイマスクで得られる効果について見ていきましょう。
ドライアイは涙の量が不足したり、涙の質が変化したことによって起こる目の病気です。
瞼を温めることによって粘膜にある脂の分泌が促され、その脂が眼球を覆って目に潤いを与えます。
ホットアイマスクは手軽に目元を温められるので、ドライアイと診断された方や目の渇きを感じやすい方は特に良いでしょう。
特にコンタクトレンズを使用していると乾燥しやすいので、習慣的に使用することでドライアイを予防することもできます。
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アイマスクやホットアイマスクは光を遮断するので、真っ暗な状態でないと眠れない方などにおすすめです。
電気を消してもしばらくすると目が慣れてきて光を感じてしまいます。
現代では充電中の小さい光なども暗い部屋では目立ってしまうため、電気を消しても真っ暗にすることは難しいでしょう。
光を遮断することにより、睡眠をコントロールするメラトニンといホルモンが分泌されるので、より深く質の高い睡眠を得ることができるでしょう。
寝る前にホットアイマスクを使用すると目元周辺が温まり、よりリラックス効果が高まります。
睡眠時にホットアイマスクを使用する場合は、電子レンジ式か電熱のタイマー付きで布でできているものが良いでしょう。
目の調整機能が低下するとピントが合いにくくなり、ピントを合わせようと眼球周りの筋肉も緊張するため、眼精疲労の原因になるのです。
最近ではスマホやパソコンの普及で、ピント機能が衰えて老眼になる年齢が早まってきています。
ホットアイマスクで目元を温めて筋肉の緊張をほぐすことで、調整機能の低下を防ぐことができます。
夕方以降目がかすみやすい方は、眼精疲労を感じたときだけでなく、寝る前など習慣的に目を温めてください。
目の調整力の低下は日常習慣を見直せば予防できるので、スマホやパソコンを見る時間を減らしたり休憩を挟むなどして対策していきましょう。
アイマスクを使うときは注意が必要です。
目元周辺はデリケートなので、使用上の注意事項や使用時間は守って使うようにしましょう。
目元を温めてはいけない症状もあります。
それは目が充血している時です。
花粉症で目がかゆい時や結膜炎などで白目が赤く充血している時は、炎症を起こしているため、温めると悪化させてしまいます。
目の充血は血管が拡張して赤くなっているので、血流をよくしてはいけません。
目元を冷やしてクールダウンさせましょう。
目が疲れている時は白目が充血していないか先に確認し、充血していたり目元が火照っているように感じたら、保冷剤やアイスパックをタオルで包んで冷やしてください。
眼精疲労は日常生活の中で気を付けていれば予防することができます。
すぐに始められる予防方法を5つご紹介します。
アイマスクと併せて実践してみてください。
室内の乾燥は目に悪く眼精疲労を助長させる原因にもなります。適度な湿度は40~60%程度です。
空調の効いた部屋は湿度が下がりやすいため、加湿器などを併用して適度な湿度を保てるように気を付けましょう。
パソコン作業の多い方は、卓上の加湿器なども試してみてください。
USBで使用でき、デスクに置いたまま使用できるので、顔周りが保湿されて乾燥を防げます。
パソコンやスマホから出るブルーライトは散乱しやすい特徴があるため、眼精疲労に影響します。
散乱してまぶしさやちらつきを感じ、脳はピントを調整するために疲労してしまいます。
さらにブルーライトは他の光よりもエネルギーが強いので、瞳孔を縮めようとして目の筋肉も酷使されてしまうのです。
パソコンやスマホにブルーライトをカットするシートを貼ったり、使用時にはブルーライトカット眼鏡を着用するなどして、意識してブルーライトをカットするようにしましょう。
長時間見る場合は1時間に1回は休憩し、目を休ませてください。
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パソコンやスマホ、テレビをじっと見ていたり、本を読んでいる時など集中していると、まばたきが減ってしまいます。
1分間に20~30回まばたきするのが一般的ですが、集中しているときは1/4に減ると言われています。
そのため、作業している合間に意識してまばたきをするようにしましょう。
まばたきは目を外部から守ったり、眼球に涙を行き渡らせて乾燥を防いだりする重要な役割を担っています。
作業がひとくくりついた時やトイレの中などで、目を閉じてじっとしているだけでも眼精疲労の予防にも繋がります。
目元のマッサージは緊張した筋肉をほぐし、血流をよくする効果があります。
1分でできる簡単マッサージをご紹介します。手を清潔な状態にしてから行いましょう。
デスクに居るときは肘をついて行うとやりやすいです。
終わったあとは3指をこめかみに当て、皮膚だけを動かすような感覚で指を固定してクルクル動かします。
アイマスクをした後に行うのも効果的なので、習慣にしてみてください。
眼精疲労は放っておいても改善することは少ないです。
眼精疲労が原因で起こる症状を知り、悪化するのを防いでいくようにしましょう。
頭痛や肩こりは筋肉が緊張している状態が長く続き、血流が悪くなったことで起こります。
スマホやパソコンを長時間見ていると、眼球が動かないことで血流が悪くなり、目の疲れを感じてきます。
眼精疲労を感じた時にこまめに休憩を取るようにし、ホットアイマスクでじっくり目を休めれば症状が軽くなることもあります。
上半身のストレッチや目元のマッサージも行えばスッキリし、頭痛や肩こりを防げるでしょう。
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眼精疲労は血流を悪くしてしまうため、目元周辺の血流も悪くなり目の下にクマができてしまいます。
クマの色が青い青クマは血行不良が原因のクマで、目の下を引っ張っても色に変化がなければ青クマです。
目元の皮膚は薄く血管が透けて見えるため、血流が滞って青く透けて見えてしまうのです。
クマの改善には血流をよくし、しっかり睡眠をとることです。
ホットアイマスクで目元を温めるだけでもクマは改善することもあります。
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一時的な眼精疲労でも、継続的に繰り返されてそのまま改善策も取らずに放っておくと、視力が低下することもあります。
夕方になると目がかすんで見えにくくなったり、ピントが合いづらくなってきたと感じたら、目の調整機能が低下し始めているかもしれません。
眼精疲労を感じていなくても、スマホやパソコンを見ているときは1時間に1回は休憩を取るようにしましょう。
休憩中はホットアイマスクで目元を温めて筋肉の緊張をほぐしたりして、目を休ませてください。
眼精疲労の時のアイマスクの効果的な使い方やアイマスクのタイプ、特徴についてご紹介しました。
光を遮断するためだけの布製のアイマスクから、目元を温める機能もあるホットアイマスクもあるので、症状や得たい効果に合わせて選んでみてください。
使い捨てタイプのホットアイマスクは安価でドラッグストアで手軽に購入できるため、試しやすいでしょう。
目元を温めることで得られる効果なども試しやすいので、まずは使い捨てタイプを使ってみて、良かったら繰り返し使えるタイプを購入してみてもいいかもしれません。
眼精疲労は放っておいても改善するものではありません。
むしろ悪化させてしまったり、他の症状も出ることがあるので、眼精疲労を感じたら早めに対処して大切な目を守っていきましょう。
2021.12.12