若い頃は気にならなかったしわも、歳を重ねるごとに深くなっているように感じたことはありませんか。
特に目元は、しわやたるみが目立つと実年齢より年上に見えてしまうこともあります。
こういった目元の老化は、加齢とともに進行しやすいものです。
しかし、日頃からしっかりケアを行えば、しわやたるみといった目元の老化をある程度防止することも可能です。
この記事では、目元ケアの方法についてご紹介します。
目元のケアは早ければ早いほど老化防止効果が期待できます。
「最近目の下にしわが増えた」「目元のたるみが気になる」という方はぜひ参考にしてみてください。
目元が老化するとは言っても、実際にはどんな風に変わっていくのかわからないといった方も少なくないのではないでしょうか。
人は年を重ねるとともに、水分や脂肪、筋肉量が減少していきます。
若いときはパーンとハリのあるお肌も、年齢が上がるとしわやたるみが気になってくるのはこのためです。
水分、脂肪、筋肉が少なくなると、肌の潤いや弾力の他、支える力も衰えるため、さまざまな老化現状が起こります。
もちろん目元も例外ではありません。
目元の老化には、次のような変化が起こります。
進行スピードや目元の変化は人によって違いはありますが、どれも「老け顔」に見えてしまう原因と言えるでしょう。
とくに目元は、顔の中でもとくに印象に残りやすいパーツです。
初めて会う人でも友人でも、人と会話をするときの第一印象は目だと言われるほど大切な部分です。
コロナ禍の影響でマスク生活になった昨今では、口元が隠れている分、より目元の印象が残りやすいです。
良い印象を与えるためには、できるだけ美しい目元を保つことが大切になるのです。
お肌の老化が人それぞれ違うように、目元も状態の変化が人それぞれ異なります。
まだしわが気にならない年齢でも、将来のしわ・たるみ予備軍を減らすために、できるだけ早いうちからケアを始めることが大切です。
まだまだ若い10代のうちは、老化とは程遠いと感じている時期ではないでしょうか。
水分量も多く、筋肉・脂肪も十分にあるので、目元に大きなしわができることは少数です。
笑顔になったときにしわが出る程度で、顔が老けて見えるような変化はほぼないでしょう。
表情を変えたときに現れるしわも、そのまま残らず消えるものがほとんど。
ただし、まだ若いとは言え、季節によっては目元が乾燥気味になることもあるでしょう。
まだまだ成長途中の10代の時期は、ホルモンの分泌が安定せず、肌状態が不安定になりやすいです。
そのためそれぞれの肌質に合わせたケアを日頃から習慣づけておきましょう。
今は潤いのある目元でも、歳を重ねれば確実に水分量が減っていくので、保湿ケアはとくに重要です。
若いうちはあまり重要性を感じないかもしれませんが、紫外線対策をしっかりしておくことも目元の老化を遅らせることに繋がります。
「20代で目元の徹底ケアを始めるのは早い」というイメージを持たれているのではないでしょうか。
実は20代のうちからしっかりケアをするかしないかで、目元の老け具合に差が出てくるのです。
20歳を超えればメイクをする回数が10代の頃よりも格段に増え、仕事などのストレスや疲れ、生活習慣の乱れなどの影響で肌荒れが起こりやすくなってきます。
中には、まったく肌トラブルがなかった人も、肌質が変化してしわやたるみに悩むケースも少なくありません。
将来のしわ予備軍を減らすためにも、20歳を超えたら目元のケアを開始しましょう。
目元の老化を進行させないよう、日焼け止めとしても使える下地や、メイクの上から使えるスプレータイプの日焼け止めも便利です。
外出時はUVカット素材の帽子を被る、サングラスを掛ければおしゃれを楽しみながら紫外線対策にもつながります。
また疲労やストレスも目の下のたるみやクマに影響することもあるため、その日の疲れは翌日に繰り越さない、定期的にリフレッシュ日を作るなど、疲労とストレスを蓄積しないこともとても重要です。
30代に入ると目元のしわ・たるみといった変化が一気に起こります。
お肌の潤いも不足しがちになり、乾燥によって目の下のたるみやまぶたのくぼみが気になってくることもあるでしょう。
減った水分や美肌に欠かせない成分を、化粧品を使って補ってあげることが重要です。
化粧水を選ぶときは、コラーゲンやエラスチンといった肌の潤いおい成分が入っているものを選ぶと良いです。
保湿力が高いものを選ぶと、水分の蒸発を抑えられるので目元の小じわ対策にもつながるでしょう。
小さなしわやちょっとしたたるみでも、これ以上進行しないよう日頃からケアしていきましょう。
40代に突入すると、メイクでも隠し切れないしわやたるみが出てくることがあります。
老化スピードを遅らせ、若々しい目元をキープするには、紫外線対策や化粧品を使った目元ケアのほか、筋力UPも大切です。
まばたきを交互にするだけでも、目元の筋肉トレーニングになります。
まぶたを支える筋力が上がれば、たるみやまばたき不全、眼瞼下垂の防止も目指せます。
また加齢によるしわやたるみは、セルフケアでは改善できない場合ももちろんあるでしょう。
そういった目元の悩みは、エステサロンや美容クリニックに相談するのもひとつの手段です。
日頃のケアと合わせて目元をマッサージすると、しわやたるみの防止・改善はもちろん、目元のリフトアップも期待できます。
目元のマッサージをすると、顔を支える表情筋がほぐれて、化粧水やパックをしたときに栄養が流れやすくなります。
目元マッサージは世代関係なく継続して行うことで、若々しい目元を保つことを目指せます。
たった3つのステップでマッサージをするだけで、目がすっきり血液の流れが良くなります。
アイクリームを使いながらマッサージをすると、より目元の老化防止に効果的です。
目元のケアは早いうちから始めることで、老化速度を抑えられる効果が期待できます。
人の印象を決める目元を美しく保てば、見た目年齢を若く見せることもできるでしょう。
マッサージやトレーニングは今すぐ始められるので、ぜひ今日から実践してみてください。
2021.4.10