朝起きて鏡を見たら、まぶたが重く腫れぼったいときはありませんか?
実はそれ、まぶたがむくんでいることが多いのです。
まぶたが腫れぼったいと、メイクがうまくの乗らず気分も憂鬱になってしまいますよね。
目元のむくみは、生活習慣の改善や日ごろのケアで対処しましょう。
今回は、目のむくみの原因やマッサージ方法について解説します。
まぶたのむくみは、「疾患によるもの」と「生活習慣によるもの」の2つです。
腎臓や心臓など、内臓に疾患を抱えていると、水分の排出が滞り、むくみを引き起こします。
目元のむくみは、心不全やバセドウ病といった病気のサインである場合もあるため、楽観視してはいけません。
しかし、まぶたがむくむ原因の多くは、生活習慣が影響しています。
普段から何気なく行っていることが、まぶたをむくみやすくしている場合があります。
次項では、まぶたがむくむ原因となる行動についてご紹介します。
まぶたは、水分がうまく排出されなくなったり、余計な水分を貯めこんでしまったりすることでむくみが出てきます。
次の項目に当てはまる点が多いほど、まぶたがむくみやすくなる傾向にあります。
就寝中は汗をかくため、水分不足にならないよう、寝る前にしっかり水分補給をしている方もいるでしょう。
寝る前に水分を摂ることは、決して悪いことではなくむしろ良いことです。
しかし、なんでも摂りすぎはいけません。
就寝前に水を飲みすぎると、水分を溜め込んでしまい、むくみの原因となりやすいです。
寝る前はコップ1杯程度にとどめて、飲みすぎないようすることも大切です。
寝るときに、枕に顔をあててうつぶせで眠ることが多い方は注意が必要です。
うつぶせの体勢は、目の周辺に顔中の水分が集まってしまうため、まぶたがむくむ原因となりやすいです。
就寝時は、仰向けで眠るよう心がけましょう。
たくさん泣いた翌日に、目元が腫れてしまった経験はありませんか?
実はこれ、涙を流したことではなく、目元を何度もこすったことで引き起こるものなのです。
目周辺の皮膚は薄くデリケートなため、こするとも血管に傷がつき、まぶたが腫れぼったくなってしまいます。
そのため、目元をこするクセのある方は、こすりすぎないよう注意が必要です。
塩分の摂りすぎは、目元だけでなく全身のむくみに影響します。
味付けの濃い食事のほか、ジャンクフードを食べることが多い方も要注意です。
目元は皮膚が薄く、とくにむくみやすい部分なので、普段の食生活も一度見直してみましょう。
塩分同様、アルコールもむくみの原因となりやすいです。
飲み会の翌日に、顔が別人のようにむくんでパンパンになった経験はありませんか?
これは、アルコールの作用によって広がったり、水分がなかなか排出されなくなることが原因です。
仕事に家事、育児を終えた後、甘いものを食べてほっと一息つくこともあるでしょう。
スイーツやお菓子など、甘いものを食べることは英気を養うことやストレスの解消になるでしょう。
しかし、夜遅い時間に糖分を摂ると、翌日まぶたがむくむことがあります。
塩分やアルコール同様、摂りすぎには注意が必要です。
スイーツはたまにのご褒美で留めて、遅い時間の摂取やたくさん食べすぎないように気をつけましょう。
パソコンやスマホ画面を長時間見ていると、目をかなり酷使します。
画面をひたすら見続けると、顔の動きも少なくなるため、目周辺の筋肉が衰え、血行不良にある場合もあります。
血の流れが悪くなれば、水分や老廃物の排出が滞って、まぶたがむくみやすくなってしまうのです。
パソコンを長時間使う方は、休憩をこまめにはさんだり、目元をリフレッシュしたりすることが大切です。
就寝前にギリギリまでスマホートフォンを見る習慣がある方は、とくに要注意!
入眠しづらくなるだけでなく、目元が緊張状態になり疲労が溜まって、まぶたがむくむ原因にもなります。
まぶたのむくみは、生活習慣の見直しと日ごろのケアで解消することがあります。
目元を温めると、目周辺の筋肉がほぐれて血行が良くなります。
血行不良が改善されれば、余計な水分や老廃物も排出されてむくみの解消へとつながります。
ホットタオルは、ご自宅の電子レンジで簡単に用意できます。
水で濡らしたタオルをよく絞り、電子レンジ500Wで1分程度温めるだけです。
ホットタオルで目元を温めた後に、冷たいタオルで冷やすと、よりむくみ解消に効果的です。
温めて血管を緩め、冷やして引き締める。
温冷ケアを何度か繰り返すと、老廃物がより流れやすくなります。
目周辺の凝り固まった筋肉は、マッサージでほぐしてあげることも重要です。
とくに、まぶたの上にある「眼輪筋(がんりんきん)」をマッサージすると、まぶたのむくみが和らぎスッキリするでしょう。
眼輪筋周りの皮膚はデリケートなので、優しく丁寧に行いましょう。
まぶたの上にある大きな筋肉が眼輪筋です。
パチパチまばたきすると動くので、目を開け閉めしながら見つけましょう。
力は入れずに優しく揺らすのがポイントです。
眼輪筋をきゅっと引き締めるようなイメージでマッサージします。
眼輪筋はまぶたを開け閉めするときに使う筋肉です。
そのため、まばたきをするだけでも十分筋力UPに繋がります。
眼輪筋が鍛えられれば、まぶたを支える力がつき、むくみの解消にも効果的です。
まぶたのむくみは、生活習慣の見直しとマッサージなどのケアで解消できます。
食事の改善や眼輪筋マッサージなど、まずは1つずつ試していきましょう。
2021.5.12