パソコンやスマホを長時間見たり、アイメイクやクレンジング、紫外線による乾燥など、目元は常に刺激を受けています。
目元のケアを怠ると、見えにくくなったり目元の肌トラブルなど様々な症状が出てきてしまいます。
しかし、目元のケアといっても方法は色々あり、誤ったケアをしてしまうと逆効果になることも。
この記事では、状態に合わせた目元のケアについて解説していきます。
眼精疲労を改善させたい方や、いつまでも若々しい目元でいたい方、目元のケア方法を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
「目の疲れを取りたい」
「くすんだ目元をすっきりさせたい」
「目元のたるみやシワを改善させたい」
このようなお悩みの場合、温めたほうがいいのか冷やしたほうがいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。
目元は温めると血流がよくなり、冷やすとクールダウンできる効果がありますが、症状によって使い分ける必要があります。
温めた方がいい場合、冷やした方がいい場合、それぞれのメリットと方法について見ていきましょう。
目元を温めることで得られるメリットは3つです。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
空調の効いた部屋に居続けたり、長時間のパソコンやスマホは目を乾燥させます。
乾燥の改善には目元を温めて涙の量を増やすことで、目の保湿と傷の修復ができるのです。
まつげの生え際にはマイボーム腺という目の表面を覆い、涙の蒸発を防ぐための脂を分泌する点がありますが、温めることで油分が分泌されて目を保湿します。
目の潤い不足には目薬が即効性があり効果的ですが、目元をじっくり温めて血流をよくすることで、目薬よりも長い期間目を保湿できます。
血行不良によって起こる頭痛や肩こりにも、冷やすよりも温める方が効果的です。
目とその周辺の血管が広がり、凝った筋肉を和らげる働きがあります。
頭皮や肩のコリは血流が悪くなるだけでなく、顔をたるませる原因にもなります。
日ごろからコリを感じやすい方は、目元を温めることを習慣的に行い予防していきましょう。
目の周りの血流が悪くなると、眼精疲労が起こるだけでなくクマができやすいです。中でも青っぽく見えるクマは血行不良が原因であることが多いです。
クマは疲れて老けた印象を与えてしまうため、メイクで隠すよりも前に、まずは目元の血流をよくすることから始めましょう。
目の周りの血流がよくなれば、目がシャキッとして若々しい印象になり、眼球が潤い澄んだ瞳に見えます。
特別な日や顔色が悪いと感じる日は、スキンケアの後のメイク前に目元を温めると、顔色が明るくなりメイクの乗りもよくなるのでおすすめです。
目を温めるには、レンジで簡単にできるホットタオルや、ホットアイマスクが便利です。
ホットタオルは、水を含ませて軽く絞ったタオルを電子レンジで1分ほど温めるだけ。(40℃くらいがベスト)
蒸気効果で蒸されるため、血流をよくするだけでなく目元が保湿されます。
ホットタオルの他に使い捨てや繰り返し使えるタイプのホットアイマスクもあります。
使い捨てタイプは開けるとすぐに使えるため、レンジで温めるのが面倒な方や、自宅以外で使う方におすすめです。
繰り返し使えるタイプは、アイマスクの中に小豆やセラミックが入っており、レンジで温めるだけで使えるため、使用頻度の高い方は経済的です。
温めるのは5分ほどでOK。
それ以上は逆に目元の水分が奪われてしまい乾燥してしまいます。
また、規定温度よりも高い温度にならないように注意しましょう。
目を冷やすことで得られるメリットは2つです。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
目が充血する原因は、目の炎症や疲れなどによって、毛細血管が膨らんだ状態です。
充血している時に目を温めるのは逆効果なので、炎症を抑えるためにはまずは冷やすことです。
冷やすと血管が元の状態に戻って充血が引いていくでしょう。
頭がぼーっとする時や、視界をクリアにしたいときは、冷やしてクールダウンさせると効果的です。
頭を冷やすよりも目元を冷やした方が早く冷え、すっきりします。
また、まぶたがむくんでいるときには、冷やすと温めるを交互に行うと早くむくみが取れるでしょう。
目を冷やすには保冷剤やアイスノンを使えば簡単にできます。
冷凍庫で冷やしておけばすぐに使えるタイプもあるため、目が充血しやすい方や、すぐに冷やしたい方には便利でしょう。
タオルに包んで直接目元に触れないようにし、冷やしすぎに注意してください。
常に酷使されている目元ですが、日常的に目に悪いことをしていたり、誤ったケアをすると目元を老けさせてしまう原因に。
ここでは、絶対にやらないでほしい目元を老けさせる3つのNG行動をご紹介します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
顔の皮膚は全身の皮膚の中でも薄いですが、特い目元は薄いため刺激を受けやすいです。
水分を保持する力が弱いので保湿力がなく、よく動く部位のため乾燥しやすいです。
そのため、目元のケアは専用のアイクリームを使うのがベスト。
アイクリームには、通常の乳液や美容クリームでは補い切れない目元に必要な美容成分が配合されています。
目元が気になって乳液やクリームを重ね塗りするよりも、アイクリームを塗ったほうが効果的です。
また、目元を温めたり冷やしたりなどケアをした後は、必ず保湿するようにしましょう。
気づけば長時間パソコンやスマホを見ていたという経験はないでしょうか。
画面をずっと見続けると、眼球にダメージを与えるブルーライトの影響もありますが、まばたきの回数が減るのも問題です。
しかも空調の効いた部屋やコンタクトレンズの場合、さらに乾燥させてしまいます。
パソコンやスマホの見過ぎは視力を悪化させるだけでなく、乾燥やたるみ、シワの原因にもなってしまうのです。
使う時は時間を制限したり、途中で目元を温めたりなどして、休憩しながら使うようにしましょう。
目元の自己流マッサージが、たるみやシワを加速させてしまうことも。
目元の皮膚は薄くてデリケートなため、マッサージの摩擦によって肌にダメージを与えたり、圧が強すぎて毛細血管が切れてしまうこともあります。
さらに目元はメイクやクレンジングでこするなど、普段から多くの刺激を受けている部位なため、できるだけ刺激を減らしていきましょう。
目元の血流をよくしたいなら、マッサージよりも温めるほうが効果的です。
目元のケア方法についてご紹介してきました。
毎日酷使されている目元は、日ごろのケアでお悩みを改善できます。
目元は年齢や疲れが出やすい部位のため、日ごろの習慣的なケアで将来的にも見た目が変わり、トラブルを回避できます。
毎日の生活習慣を振り返り、目元にNGな行動をしていないか気を付け、アイクリームを使用したり温めたりなど、できることから始めてみましょう。
2021.7.3